久しぶりのブログとなりますがその後いかがお過ごしでしょうか?
5月は約3年半ぶりの海外出張だったのでブログはお休みさせていただいてました。
今回のルートは主に打ち合わせや「イタリアの鉱山を巡る」目的だったので、観光で気軽に行けるような場所は1つもなくて目的地まで辿り着くだけでも難易度高すぎましたが、まるでゲーテになったかのような気分で鉱物やその土地の地質に向き合うことができました(^。^)
体力なくて日々超省エネで生きてるので肉体的にはハードすぎましたが^^;
想像以上のエネルギーチャージ&エネルギーシフトができました٩(๑>∀<๑)۶
この体験をこれからの物作りへとしっかりと反映させて
必要な方へシェア&お届けできたらという思いです。
イタリア紀行も今後の作品紹介に絡めて少しづつシェアさせていただきますね♪
さて新作のご案内です。
4.21ctの存在感のあるサイズのタンザナイト。
非加熱なので大変瑞々しく、水色→パープル→タンザナイトブルーへと
揺らぎ揺蕩う様がとても美しい石です。
大きさもあるし華やかなペンダントにしようかとも考えましたが
やはりこれは目で見て楽しんで頂きたいのでリングにいたしました。
この大きさがあるとキュレットもその分必ず深くなりますので
リングにする際にはその大きさや高さを感じさせない
手にスムーズにフィットする着用感や、
どこの角度から見ても美しく見える造形にするためのデザインが要となります。
タンザナイトは硬度が6〜7です。
(ダイヤの硬度10/サファイヤやルビー9/フェナカイト7〜7.5)
なので石を石座より外に高くセットしたクラシックな立爪スタイルより、
このようなフクリン留めにしました。
まるで身分の高い王様を石棺に埋葬するかのように(笑)
大切に石座に納めて、出来るだけ衝撃から守れるように仕立てました^^
聖なる愛の神殿に神々が集い
星空を眺めている光景をイメージした作品です
タンザナイトは寒色系なので同じブルベさんのプラチナと合わせるジュエリーが多いと思いますが、
寒色系の石にあえてイエローゴールドをアウトラインで差し色することで、
石の色味がくっきり際立ちます( •̀ .̫ •́ )✧
今回の難関は
大変細かい12星座サインの造形が上手く地金で表現出来るかという点と、
プラチナと18Kのコンビにするにあたって各パーツを別々に作り、
それぞれをロウ付けで組み立てる作業。
実験実験の連続で、ベース作りだけでも何ヶ月もかかっていました。
ロウ付けの際に12星座のサインが熱でどうしても溶け落ちたりで造形が思うように仕上がらず、削って磨いての繰り返しで各星座サインの造形を整えていきます。
ようやく一筆書きのようなヴィンテージ感と手仕事の味がある美しい仕上がりとなりました・:*+.
途中現場では「こんな難しややこしい企画初めて」「2度とやりたくない」
と冗談混じりのやり取りが繰り返されましたが(^_^;)この完成後の美しさを見てからは、関係者みんなに納得してもらえて、満足&安堵&達成感に満ち満ちていました^^
ジュエリーとして仕上がると石も新たな領域へ昇華するかのように
輝きや佇まいの圧倒的な変化があり、それを見るのが毎回尊い時間です。
ある方が「それは石のアセッション」と仰ってくださいました。
鉱物として「存在している」という状態から、ジュエリーになる過程の錬金術で波動の上昇をする事で、ジュエリーとなった瞬間に今までとは違う、持ち主となる方にとっての「神器」のような存在となったようです。
このリングの美しさに引き込まれると
美しいハープの音色、星々のささやきetc….
静寂な空間の美しい音が聞こえてくるかのようで
聖なる音の扉を開くようなイメージから
《NADA(聖なる音)》リング
と名づけました•*¨*•.¸¸♪✧
近年発見されたクォーツで、流通少なく超希少で
しかもこのような美しいアメジストカラーは初めて見ました( ✹‿✹ )
ツーソンでタンザナイトの鉱山に通われている方がたまたま持って帰ってきたばかりということで見せて頂き、「新時代の扉が開く」イメージで
タイムリンクやウィンドウがあるものを厳選し、いつかお客様にギフトしたいと仕入れていました♡
タンザナイトもコロナ前の仕入れですので
この価格でご提供できる次第です。
リングをはじめ、タンザニアの大地で育まれた“紫光線マスター”たちの美しさを
是非お楽しみください。
(販売ページの商品詳細も合わせてご参照ください→★)
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