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職人の伝統的な技術〜ジュエリーボックス編〜

新春万福2022˳˳̊̊̊☃˚˳̊◌˚̊

今日から仕事始めです♪
雲1つない快晴のお正月から一転して東京は雪景色となりました˳˳̊̊̊☃˚˳̊◌˚̊

お正月中にオフィススペースもようやく片付け終了し、

パワフルな石たちを送り出すに相応しい、
自分にとってはかなり理想的な空間となりました✧⁺⸜(˙▾˙)⸝⁺✧

人生で体験したワークスペースの中で過去最高だなぁ‼︎って
心から思えるので、そこから眺める雪景色も格別です(๑˃̵ᴗ˂̵)و

このナイスすぎる“気”は、鉱物たちをはじめ、
発送する全商品にきっと振動すること間違いなしです⋆*❁*⋆ฺ。*
年末年始にご注文くださったお客様も
お届けまで今しばらくお待ちくださいませ^^
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さて今日は《フェナカイト祭り》から秋冬バージョンとしてご用意した
新しいジュエリーボックスの制作現場について少しお伝えします♪

ジュエリーブランドにとって、このパッケージはとても重要なアイテムの1つだと思ってプライオリティを置いています。


《フェナカイト祭り》に合わせてこの内容が更新できたら、
お届けしたお客様も、更にジュエリーへの思い入れも深まって頂けたかもしれないのですが。。。
なんせ体力の限界続きの日々だったので、時間が取れず申し訳ないです(´ . .̫ . `)

オクタゴンリングに合わせた
縁起のよい八角形のヴィンテージリングBOX
重厚感のあるネックレス用のジュエリーボックス。こちらも八角形です。

ひと昔前のジュエリー業界では、
オリジナルジュエリーボックスを作る際には100%海外生産。
大量ロットでの発注が必要で、各ブランドのジュエリーボックスやショッピングバックの在庫管理や維持も現場では常に大変でしたが、今は時代もすっかり変わってきて選択肢も増えてきました。

ASTROSSAのジュエリーはまだ少量の制作で、ほぼ1点ものなので、
たくさん発注しなければならない箱は避けて、日本の伝統工芸で、
1つからでも作ってもらえる、鉱物との相性も抜群の桐箱でのスタートでした♪

金具をつけてみたり、宝箱風にしたり、サンプルもいろいろ作りましたが
木の特性から生産化できない企画も多々あり、結局このスタイルに落ち着きました。

内装を作ってくれる職人さんが街に居なくなってしまったので、内装部分はご注文後に、お客様の事を思いながら自社制作しています。

手作業なので、1つ1つ微妙に誤差があり、全部同じ箱に見えても、
1つの箱から蓋を取って、間違えて別の箱にかぶせても、
上手く閉まらなくて合わないんですよ^^
そんな時にも手作業の尊さを感じています。:°ஐ♡*

常に呼吸し、湿度を一定に保って衣類を守ってくれる桐。
日本の気候にぴったりですよね^^




桐箱の時もそうでしたが、今回の八角形のジュエリーボックスに決まるまで、
長い歳月かけて試行錯誤の末、ようやくこれに着地しました◝( ˙ ꒳ ˙ )◜


1番の難関はなんといっても、このブランドロゴの箔押しでした(((ง’ω’)و

ジュエリーブランドのパッケージと言えば
やはり箔押し!☆
箔押しが完成してようやく満足感を味わえました。


「何にでも箔押しできます」
「1つからでも箔押しします!」


そんなキャッチコピーの会社でも、
数量で断られたり、
結局ASTROSSAのブランドロゴの細かい線は箔押しでは表現できないと、
10軒以上の箔押し技術を持った会社に相談してみましたが…
全滅でした_| ̄|○ ガクッ

その当時、ハーキマーダイヤモンドのジュエリー化にも苦戦していた最中で、
職人さんからの紹介から紹介へ、作れる技術を持った人を探す旅の途中でした。

こちらも完成までの技術の継続が難しく、
初回販売のみで廃盤となったハキマーダイヤモンドのピアスたち♡


ちょうど嵐のような雨の中、その旅の途中で道に迷ってしまい、、、

土地勘の全くない下町の民家を1Km近く歩いていた時に、
突然現れた、昔ながらの長屋に「箔押し」と書かれた看板。

※写真はイメージで実際のものとは異なります

夢の中にいるのか、なんだか狐につままれたような思いで、
戸を叩いてみることにしました。

中に入れてもらうと、3世代にも渡る職人さんたちが、
畳の上で作業している“ザ・昭和”の光景がありました。

「へぇ〜!まだこんなに貴重な、昔のままの現場があったんだぁ〜」と
昭和ラバーだけに(๑˃̶͈̀◡˂̶͈́๑)興奮&感動もひとしおでした‧⁺◟( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )



「その数量だと作業効率悪すぎだけど・・・
わざわざこんなところまで足を運んでくれたから、なんとか協力しますよ」
と言ってもらい、

100年以上続く伝統的な手法と、デジタルを融合させた技術で、
ブランドの願いを叶えてくれました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

新しい企画に向けて、
年末年始もこの職人さんとのやり取りの日々です。

愛想はないけど嘘がない職人さんたち。
年始に挨拶しても「明けましておめでとうございます」という言葉はなく(笑)どうしたら綺麗に箔を押せるかということだけ真摯にやり取りする日々です(笑)


このような毛足の長い↓素材には、箔は技術的に不可能とのことで、
内装上蓋部分には、今回は特注の転写シールを制作し対応しました。
普通の転写シールとも違い特殊なので、製作費はなんと6桁超え…^^;

自分が実現させたいディテールは
何事も簡単じゃないです^^;

そんな訳で、中の『ASTROSSA』アルファベットは摩擦に弱く剥がれやすいので、
その点だけご了承くださいませm(..)m

高級感と重厚感のある
ロイヤルブルーの内装も気に入っています♡
先々予定している、エンゲージメントやマリッジラインの“お貸し出しサービス“用に作った
ジュエリーBOX♡
これも開ける度にときめいています₍₍ ( ๑॔˃̶◡ ˂̶๑॓)

新時代のジュエリーブランドの在り方

を常に模索しています。

世界的にも“ブランド離れ”が進む昨今ですが、

なぜこの時代にASTROSSAがジュエリーブランドを目指しているかと言うと、

数々の一流「ブランド」に“ときめき”や“モチベーション”など、
たくさんの喜びの時間をもらったし、

美意識とアイデンティティの一環性


(商品、パッケージ、接客サービス、ショップの佇まい、イベントやメッセージ、テーマなど、表に出る全てのコト、モノ、どこを切り取ってもそのブランドの美意識やアイデンティティが感じられ、統一されているところ。まさに金太郎飴です(笑)

洗練と信頼

この部分が『本物のブランド』の在り方として好きなところで、
ブランド作りの醍醐味でもあります。
ASTROSSAも本物のブランドとして成長できるように、
ゆっくりと大切に育てているところです。


年始から相変わらず熱く長くなってしまいました(笑)
そんなまだ始まったばかりのASTROSSAの物語ですが、本年度も引き続きお付き合い、どうぞよろしくお願いします。⋆*❁*⋆ฺ。*

2022年も、ここを見てくださっている方々と共に鉱物達を通して楽しい時間を過ごせたら嬉しいです\(◦´-`◦)/♡

今年もたくさんの素敵な出会いがありますように。:.゚ஐ⋆*

2021年ありがとうございました𓁙𓆃.·˖*✩⡱新しい環境のこと

トスカーナ州の工芸品

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